２級建築士の資格を取得して間もない頃に、潤建築で初めて設計施工をした家です。子どもたちが共同で使える別荘として、お婆さんが出資して建てた、家族が集まるにも手頃な大きさの別荘です。当初はログハウスを建てたいと思われていたのですが、間取りの自由度が低いことから「あなたが設計して、建ててくれない？」と依頼されて建てました。

一人で来ても、誰か一緒にきても、ここの別荘で無理なく過ごせるよう、一階は吹き抜けのあるリビングダイニングと和室、二階は半分を大勢で来た時に泊まれるフリースペースにしました。また、眺望のよさを満喫できるよう、ベランダとウッドデッキを造りました。ご家族の憩いの場として、楽しんでいただいています。

家の外にまで延長した梁が、ベランダの床面を支え、一階のウッドデッキから延びる柱が梁を支えます。

１階のリビングと和室の境の角に角に薪ストーブを設置。まっすぐ上に延びた煙突からの暖気で、2階も含め、家じゅうがあたたまります。

階段をのぼって、２階のフリースペースへ。採光のために天窓をつけました。

ストーブに薪をくべて暖を採るのも、別荘生活の楽しみです。

雪見障子のある和室と、窓から外の景色を見ながらゆったりと入れるユニットバス。

木を見せるポイントとして、磨き丸太を使いました。

２階にあがる階段。ここに腰掛けて、１階にいる人と話をしたりするような場にもなっています。

梁が交叉し合う、吹き抜け部分。

照明配線は、気にならないよう、梁の中に埋め込んでいます。

大勢の布団をいっぺんに干すこともできる、しっかりとしたベランダです。

カラマツの林に融け込むような外観。